この度、新棟の建築工事及び外来の改修工事が完了し、本年2月1日より運用を全面開始いたしました。工事中、患者様・ご家族の皆さまには大変ご迷惑をお掛けいたしましたが、ご協力下さり誠にありがとうございました。
寺田病院は、今年3月で開設45年になります。かねてより病院施設の建て替えを計画し、一昨年7月より工事をおこなってまいりました。
新病棟は40数年にわたり当地域の医療活動に従事してきた、寺田病院全スタッフの思いと株式会社大林組の設計施工に携わって下さった方々のお力の賜物であります。
必ずや、地域の皆さまには安心してご利用いただけるものと期待しています。
引き続き旧棟の取り壊し工事に入りますので、近隣の方々をはじめ患者様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
新病棟のご案内 
新病棟1階には、今回導入しましたMRIをはじめ診療放射線科、臨床検査科（採血室・採尿室・生体検査室）内視鏡センター、乳腺外来を配置し、2階には手術センター及び健診センターを移設しました。3階は第1病棟（一般急性期病棟）、4階は第2病棟（医療療養病棟）を配置した病棟機能施設となります。
1階案内
放射線科のご案内 （案内図E）
寺田病院では地域の皆さまの健康に貢献するためMRI装置を導入いたしました。MRIとは強い磁石の中に入りラジオ波を充てることにより体の中を移す撮影装置です。放射線を使っていないので被ばくがなく安心して検査を受けていただけます。また、頭の動脈などの血管を薬を用いずに表示することができます。
当院のMRI装置は以下の特徴があります。
〇長いと言われている検査時間を半分ほどに短縮するシステムが搭載されている。
〇うるさいと云われている音を最大９６％低減することが出来る。
CTとよく比較されますが見えているものが全く違います。
またCT装置、一般撮影装置、X線TV装置も新しくなりました。
それぞれ放射線による被ばくをできるだけ少なくする機能を搭載しておりCT装置では最大８０％ほど、一般撮影装置では最大６６％ほど、X線TV装置では５０％ほど被ばくを少なくすることができ、検査を受けられる方への被ばくや負担を少なくできるシステムを導入することにより安心して検査を受けて頂けるよう心掛け検査を行ってまいります。
臨床検査科のご案内（案内図D）
令和4年1月11日より院内で新しい血液検査を開始しました。腫瘍マーカーや甲状腺検査などの測定装置を新しく導入しました。これにより、より早く検査結果を報告することが可能になり至急で検査を行った場合には、採血当日に検査結果をお伝えすることができます。
採血室がこちらにかわりました！
内視鏡センターのご案内（案内図F）
この度「内視鏡センター」として新棟1階に移転しました。上部内視鏡検査（胃カメラ）は、口腔、経鼻の2種類の検査方法があり、ファイバースコープは、共に細くしなやかな構造です。検査、処置の目的に合わせて各種ファイバースコープを完備しております。また、上部・下部共に鎮静剤を使用しての検査も可能です。（安全性を考慮し予約・詳細は診察時に医師と要相談）
今後も地域の皆さまに寄り添い、より安全な検査を提供できるよう医療スタッフ各々が常に知識・技術の向上を図り邁進してまいります。早期発見・早期治療と健康増進でより良い日常生活をお過ごし頂く為にお役に立てる検査になればと考えております。
検査が不安な方はスタッフまでお声掛け下さい。スムーズに検査を受けて頂けるように協力させて頂きます。
乳腺外来のご案内（案内図Ｃ）
今回の新棟完成に伴い、乳腺外来も新棟に引っ越しいたしました。
従来よりのマンモグラフィー等、充実した設備で診療を行なっています。
診察・超音波検査・マンモグラフィーと患者様の移動範囲を効率よくし、女性の技師が担当してスムーズに診療できるように努めています。
乳腺の疾患は、日本でも最近増加傾向にあり、しこりを触れる方はもちろん、症状がなくても気になる方は気軽に受診していただくことをおすすめします。そうすることが早期発見につながります。
2階案内
健診センターのご案内 健診センターが2階へ引っ越しました!
受診者様の健康のために
人間ドックや健康診断を受ける動機として、自分の意志・家族の勧め・職場からの指示など、色々なきっかけがあると思います。健診は体の健康チェックをすると共に、自分を見つめなおす良い機会になると私たちは思っています。
年に一度は健診を受けることで、がんや生活習慣病などの早期発見に繋がります。当センターではその際に、どのようにフォローすればよいのかアドバイスもさせていただいております。皆様の健康管理の一翼を担えますよう、私たちも日々努力してまいります。何かご質問などありましたら、気軽にお声がけください。
手術センターのご案内
今回の新棟増築を機に、手術室を「手術センター」として2階に移転しました。当院では、従来の手術に加えて1992年から腹腔鏡下胆嚢摘出術を行っていますが、さらに大腸癌や急性虫垂炎、ソケイヘルニアなどに対しても、腹腔鏡を用いた手術を積極的に行っています。こうした経過の中で、腹腔鏡下手術に必要な機材が増えたこともあり、この機会に、そうした機材を常設できる広い手術室と、従来の手術をおこなう手術室の2部屋を要旨し、スムーズな運用ができるよういたしました。併せて、術後のリカバリールームや医療材料室、標本整理室などにも十分なスペースを確保し、患者さんに安心・安全で、働く職員にも動きやすく快適な手術室になりました。
今後も、その時代、その時代に必要とされるより安全でより高度な手術を行えるよう研鑽を続け、器に負けない「医の心」のこもった外科治療を行ってまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
厨房設備のご案内
新棟建設に伴い、栄養科も新しい厨房に引っ越しました。
これまでも、治療の一環として入院患者様、介護医療院入所者様、デイケア利用者様の栄養状態を把握し、その方々に必要な栄養量に基づき個々の症状、嚥下機能などに出来る限り対応したお食事を提供してまいりました。
又、衛生管理にも努めてまいりましたが、今回、新しい厨房になり、消毒や除菌を効果的に出来る電解水生成装置を設置し、より一層衛生管理に努めることができます。
全てが新しくなった厨房で心機一転、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく召し上がっていただき、皆様に安心して食事をたべていただけるよう、また楽しみにしていただけるように、食事の提供に頑張っていきたいと思っております。
3階案内
第1病棟（急性期病床）のご案内
第1病棟は、主に外科・内科疾患の急性期治療と回復を目的とした一般急性期病棟です。 より快適に入院生活を送っていただけるよう、また患者様やご家族のお気持ちに寄り添えるようスタッフ一同、新しい病棟で心機一転頑張りたいと思います。よろしくお願い致します。
４階案内
第２病棟（医療療養病床）のご案内
念願の新病棟が完成し令和4年1月26日から運用を開始しました。一般急性期病棟からの患者様の受け入れや、地域の医療機関や在宅、施設と連携を取り合いながら入退院を行っています。医療ソーシャルワーカーが相談窓口となり、入院を希望される方の相談をお受けしています。
介護医療院のご案内
今回、スタッフステーションと食堂談話室をリフォームし広くなりました。
医療のできる介護施設として、安心して暮らしていただけるようスタッフ一同笑顔でがんばっています。
